大会概要

名称
第33回日本パラスポーツ学会
共催
第20回茨城県障がい者スポーツ研究会
テーマ
Athlete Centered Para Sports
会期
2025年1月25日(土)午後~26日(日)午前・午後
会場
茨城県立医療大学 大講義室111、中講義室112、体育館
〒300-0394 茨城県稲敷郡阿見町阿見4669-2
Tel:029-888-4000
大会長
六﨑裕高(茨城県立医療大学)

第33回日本パラスポーツ学会の開催にあたって

大会長写真
第33回日本パラスポーツ学会
大会長 六﨑 裕高
茨城県立医療大学 医科学センター(整形外科学) 教授
茨城県立医療大学付属病院 副院長

2025年1月25日(土)・26日(日)の2日間、茨城県立医療大学にて第33回日本パラスポーツ学会を開催させていただきます。このような素晴らしい機会を与えていただきましたことを大変光栄に存じますとともに、学会会員の皆様に、心より御礼を申し上げます。

本年度はパリ2024パラリンピック競技大会が開催され、大いに盛り上がり、多くの感動をいただきました。また、本学においては、かつてより和田野安良名誉教授・橘香織准教授を中心に、主に車いすバスケットボールに関して、二次障害予防と競技力向上における研究・支援を続けており、今パリ大会におきましても選手の方々の活躍を特別な思いで見守っておりました。これらのことをふまえ、本大会では、パラアスリートにより焦点をあてたいと考え、テーマを“Athlete Centered Para Sports”といたしました。また本大会は、第20回茨城県障がい者スポーツ研究会との共催とさせていただきました。

本大会では、一般口演の他、2つの特別講演と3つのシンポジウムを予定いたしました。

特別講演として、筑波⼤学医学医療系リハビリテーション医学教授の⽻⽥康司先生に“パラスポーツの医学サポート~これまでとこれから~”というタイトルでご講演いただきます。また、筑波技術大学障害者高等教育研究支援センター教授の中島幸則先生におかれましては、東京2025デフリンピックを念頭に“「東京2025デフリンピック」を通した共生社会の実現”というタイトルでご講演いただきます。

シンポジウムですが、茨城県障がい者スポーツ研究会との共催シンポジウムとして、現役パラアスリートをお招きして、“Para Athletes' Voices: Building an Inclusive Future(パラアスリートの声 共生社会を目指して)”と題して、パラアスリートの方々の経験を基に、競技環境や現状の課題をお話しいただき、今後のパラアスリートがさらに輝ける未来に向けた力強いメッセージを発信いただきたいと考えております。シンポジウム①として、“クラス分けの現場と課題:Evidence-Based Classificationを目指して”を企画いたしました。パラスポーツにおいて、競技の公平性を担保するクラス分けを如何に客観的かつ正確に行うか、これこそがパラスポーツを行う上での根幹であると考えられます。本シンポジウムでは、クラス分けのエキスパートの先生方をお招きし、パラスポーツにおけるクラス分けに関して、現状とその問題点を浮き彫りにし、今後の方策に関してご発表・ご討論頂きたいと思っております。シンポジウム②として、各大学教員の先生をお招きし、“パラスポーツの教育的意義”を主題に、多様性の理解、障がい者への運動指導、新しいリハビリテーションの開発など、パラスポーツにどのような教育的意義があるのか、ご発表・ご討論いただきたいと思っております。

本大会が開催される1月は、筑波おろしが吹く寒い時期ではございますが、本大会がパラスポーツの発展に寄与し、参加者の方々がさまざまな知見に触れ、交流を深めることができる熱い場になれば幸いです。

事務局

第33回日本パラスポーツ学会
事務局
茨城県立医療大学医科学
センター内
〒300-0394 
茨城県稲敷郡阿見町阿見4669-2
mail:jspss33th[at]gmail.com 
※[at]は@に置き換えてください